鳩山首相 公明・山口代表と会談 政策提言に丁寧に対応(毎日新聞)

 鳩山由紀夫首相は24日、首相官邸で公明党の山口那津男代表と会談した。首相は山口氏から手渡された公明党の介護政策提言「新介護ビジョン」に「さっそく具体的な検討を促したい」と反応し、すぐに長妻昭厚生労働相を官邸に呼び出して検討を指示するなど、公明党への配慮を際立たせた。国会対策や夏の参院選をにらみ、自民、公明の両野党間にくさびを打つ狙いもあるとみられる。

 首相が公明配慮の姿勢を鮮明にしたのは、17日の党首討論からだ。政治資金規正法改正のための与野党協議機関設置を求めた山口氏に、首相は「賛成したい」と明言したが、24日の会談でも改めて「早急に立ち上げたい」と強調した。

 公明党幹部は「首相と小沢一郎幹事長が国会でたたかれている時に、前向きな提言をしたら『ありがたい』と思うだろう」と述べ、「官邸への助け舟」を意識したと漏らす。また、別の幹部は「与党は公明党を必死に取り込もうとしている」と解説する。鳩山政権には「是々非々で臨む」という公明党だが、自民党の国会欠席戦術には同調せず、同党との距離を広げている。

 一方、連立を組む社民党は、自らの存在感が薄れかねないとあって神経をとがらせている。福島瑞穂党首は24日の会見で「(ビジョンを)民主党と公明党で検討する必要がある」とした平野博文官房長官の発言に、「内閣一体と言ってきたので(2党間ではなく)内閣と公明党でやるべきだ」とクギを刺した。【田所柳子】

【関連ニュース】
鳩山首相:トラック運転手が表敬訪問
首相公邸:改修費は474万円 鳩山首相の転居時
長崎知事選:「政治とカネ」も敗因の一つ 鳩山首相
鳩山首相:政界引退後は「農業を」…すぐとは言ってません
普天間移設:「ベストを探す」首相が強調

小沢幹事長 「敗因は政治とカネ」認める 長崎県知事選(毎日新聞)
自民が審議拒否 知事選勝利、小沢氏喚問ら求め(産経新聞)
ボルト締め忘れ→新幹線停止、処分と防止策(読売新聞)
企業・団体献金の早期禁止を 民主に弁護士ら要望(産経新聞)
<皇太子さま>雅子さまは「着実に快復へ」50歳会見(3)(毎日新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。